
こんにちは。ANNIKA Accessories山重です。
2021年11月13日・14日の2日間、東京ビッグサイトで開催されたデザインフェスタvol.54に出展致しました。
今年5月のvol.53への出展を見送っていたので1年ぶりのイベント出展です。
コロナ禍後、なかなか作品をお客様にお出しする機会が減る中、唯一直接お会いして作品を見て頂けるチャンス。
悔いの残らないようにギリギリまで作品を作り続けて当日を迎えました。
今回、一番力を入れていた作品は新作のラナンキュラスです。
ラナンキュラスは私が開発した独自技術「スクレープ技法」によって生み出されたデザイン。
2019年の冬に製作を始め、翌年一月に原宿のデザインフェスタギャラリーで初お目見えした桜の「装飾手鏡」に取り入れたのが始まりでした。


プラバンを削って薄さを出すことによって、花びらの柔らかさや曲線を表現することが可能になり、また本来であれば何重にも重ねるとプラバンの厚みの分高さが出てしまいうまく表現できなかったラナンキュラスやバラといった花びらの密さが美しさの肝となる花をリアルに作ることが可能となりました。
とはいえ、これらの花をより華やかに見せるためには何枚もの花びらを削って重ねる必要があり、ラナンキュラスにおいては花1つあたりに使用する花びらのパーツが18枚。つまり、1ペア製作するためには36枚の花弁のパーツを削る必要があるため、作業時間は膨大でした。大変注目して頂いていた作品でしたのでできる限りたくさんの在庫をご用意したかったのですが、限られた時間内では難しくお求め頂いても対応しきれなかったことが申し訳ない限りです。
今回販売した作品たちは12月中にこちらのオフィシャルサイトにて期間限定ネット販売を実施予定。
遠方にお住まいでイベントに参加できなかった方、追加でご購入を希望される方はぜひご利用頂ければと思います。
一部作品につきましては既に在庫が出てしまっているものもありますので、それらは受注生産の形で販売を考えております。
ぜひご注目頂けるとありがたいです。

東急ハンズ渋谷店でのワークショップが昨年3月に中止となって以来、未だ再開の目途が経っておりませんがそろそろ個人的にワークショップを再開したいので、どこか別の場所での開催を検討しております。
一先ず原宿のデザインフェスタギャラリーをお借りしてのワークショップは再開可能と思っているので、開催の折にはお立ち寄りいただけると嬉しいです。
アイテムは新しい葉牡丹の耳飾りを考えています。こちらの花もルーターを使用したスクレープ処理が作業に含まれているのでかなりやりごたえはあるかと。時期は1月頃。機械の数が限られていますし、時間もかかるので参加できる人数は少数になるかと思いますが、こちらもぜひチェックしてみてください。
いずれの企画も詳細が決まり次第、オフィシャルサイト、各SNSで告知致します。

最後に、こうしてまたイベントに出展できて、新しい作品をお客様にご覧頂けてとても有意義な時間を過ごせたこと、私に関わって下さった全ての皆様に感謝御礼申し上げます。
コロナ禍後に思うように仕事ができなくなって、一時期は本当に引退を考えていました。
でもまたこうして戻ってこれた。
戦いの場に戻る勇気をたくさんの方から頂きました。
たくさんの方に支えられて今の自分がいます。
次のデザフェスvol.55は来年5月の21.22日の開催。
それまでに皆様の期待値をこえられるような作品をお出しできるよう精進いたします。
楽しみにしていてください。
また会場にてお会いしましょう。
2021.11.17 ANNIKA
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