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ANNIKAの物撮り!

こんにちは。ANNIKA Accessories山重です。

今日は思い立って物撮りに関するブログを書いてみようと思います。

 

SNSで作品について発信したり、ネット販売において重要なのが作品の「画像」です。

 

アイキャッチともなる重要な宣伝材料となるものですから、作品の良さを十分に引き出した魅力的な画像が作品の売れ行きに大きく影響するといっても過言ではありません。

 

 ネット販売において、多くのお客様は実物を目にすることができない。

 

だからこそ、画像でその良さをお客様に十分に伝えることが必要なのです。

 

とはいえ、私はカメラに関しては素人です。

一応、本を買ってみたり基礎的な知識はありますが正直カメラは難しいです。

 

ISO、絞り、シャッター速度…それらが撮影の時にどんな作用をするのかは理解していますが、撮りたい画像があってそれを映すためにはそれらの要素をどのようにコントロールすればいいのかは正直ちゃんと理解していないと思います。

 

それでも何となくこうすればそれっぽい写真は撮れるぞ。というところまではできているので、今日はカメラ若輩者がややこしい知識はまあおいといて「それっぽい画像を撮影する時こうしているよ。」というのをご紹介したいと思います。

 

 

①撮影する場所と光

うちは平屋の借家なのですが、日の光があまり入らないためどの部屋も非常に暗いです。廊下なんかは日中でも電気をつけないとよく見えないほど。

唯一、自然光を取り込みやすいのが台所。

うちは昭和に建築された家によくある間取りそのもので台所が6畳と無駄に広く、収納家具を部屋の真ん中に置くことで台所の半分を作業スペースとして間仕切って使っています。

その間仕切りとして置いている収納家具が撮影の土台。

 

東向きの掃き出し窓から日の光が入るので比較的明るく撮影できる場所です。

 

「物撮りには自然光がベスト」はもうよく知られた知識なのでいまさら声高に言うつもりはありませんが、自然光をより柔らかく取り込むのにオススメなのが半透明のごみ袋。

 

これをガラス窓に貼り付けることによって光が乱反射し、直射日光は柔らかく、曇りの日はわずかな日光を明るく取り込んでくれます。

 

見た目が貧乏くさいですけれど、撮りたいものをより明るく、鮮明に撮るためにはちょうど良い光を多く取り込むことがベスト。(だと思う)

 

そして光が差し込んでくる反対側にはレフ板をおくことで、太陽光によって生じる影を緩和させます。

レフ板に使っているのは発泡スチロールの板。

ホームセンターでかなり大きなサイズのものが150円くらいで購入できます。

これを100円ショップで売っている金属製の本立てにマスキングテープで固定して立たせています。

 

発泡スチロールの板は冬場断熱材代わりに掃き出し窓に貼り付けてもいます。

 

 

光が足りないときはこんな方法も。

これに関してはスポット照明を自宅に持っている人は殆どいないと思うので参考程度に読んで下さい。

 

曇りや雨の日など、どうしても自然光が足りないときはこのLEDの照明を天井に向けて当てます。

これは以前に自宅で取材を受けた際に、アマナのカメラマンさんが薄暗いうちの部屋の中で私を撮影してくださったときに行った方法なのですが、スポット照明を被写体ではなく天井に向かって照らします。こうすることで光量が上がりより明るく撮影することが可能に。

 

ちなみにこのスポット照明はうちに2機あります。

大きくて邪魔なので頻繁に撮影を行うにしてもあまり買うことはオススメしません。。。

 

 

②撮影フィールドと撮影小物

 まず撮影フィールドについて。

 

私は背景として何枚かベニヤ板に壁紙を貼り付けた「背景素材」を用意しています。

いずれもホームセンターで購入した板に楽天などで購入した壁紙を糊で貼って作りました。

 

古い木材風、コンクリート風、漆喰風など様々な種類の「フェイク壁紙」があり、本物のそれらを用意しようとするとコストがかかるし何より場所をとるので保管が難しいのですが、ベニヤ板に貼り付けたものならちょっとした隙間にたてかけて収納できるので幾分マシです。(600×900と大きいのでかさばるのはしょうがないです💧)

 

以前に本物のコンクリートをベニヤ板に塗って、コンクリートの天板を作ったことがあるのですが、コンクリートって物凄く重いし、かなり厚く塗らないと立てかけた時に崩れてきてしまうので扱い辛いのですよ。汗

なので、作ったコンクリート天板を部屋に寝かせておいていたのですが、場所をとって非常に邪魔。

リアルコンクリはオシャレで撮影の際にはすごく使えるものではあったのですが、今はやめてビニル製のコンクリート風の壁紙を貼り付けたものを代用しています。

 

表面がテロテロしているのでよく見ると「あ。これビニルだな」とばれてしまうのですが、撮影小物や光の使い方によってはそこに目をむかせないようにするのは十分可能ですので、ビニル製の壁紙もなかなか良いですよ。

 

▽ビニルコンクリート風壁紙の上で撮影した画像

オススメはウィリアムモリスの単色の壁紙です。

オシャレな色みの壁紙が揃っています。

 

種類が多くありますので、ご自分の作品に合う背景の色を探してみるといいと思います。

 

私が気に入って揃えているのはグリーン。

同じ色でトーンを変えたものを複数枚用意しておくと、作品によって使い分けができるので良いと思います。

 

あとはダマスク柄っぽい凝ったデザインの壁紙も好きですね。

模様が込み入った背景は作品を合わせるのが少々難しくなりますが、全体が淡い色みだと気持ちうるさくなりません。

 

▽凝った模様が美しいウィリアムモリスの壁紙。桜の作品と合わせて撮影。

撮影の際はまずこれらの背景板を台の上に置き、次に作品を盛るための小物を選びます。

 

撮影小物として重宝しているのがアンティークやヴィンテージの食器類やリネン。

 

アンティークの中でも花リムプレートはここ数年特に人気が高く、現行品の陶器作家様も多く取り入れているデザイン。

 

私も花リムデザインの食器類は好きなのでそういった作家様のSNSをチェックしてはいるのですが、出ればすぐに売り切れてしまい未だ手に入らず。(最も雑貨店さんのイベントで入場予約制の限定売りされている作家様が多いので買える機会自体が非常に少ない…)

 

アンティークやヴィンテージの小物は長い年月を経て傷や変色がみられますが、その侘び寂びを感じる佇まいが作品の引き立て役として良い仕事をしてくれます。

 

『愛するものを手入れしながら大事に長く使う』というANNIKA Accessories作品に込めている願いにも通ずるところがあり、私はアンティークの小物が好きです。

アンティークのピュータープレート

ヴィンテージのコンポート皿


アンティークレースドイリー(フランス製)

アンティーク ウ‘ルガーダ訳聖書


アンティークやヴィンテージの小物はピンキリで現行品と同じくらいの値段のものもあれば、恐ろしく高額なものも少なくありません。

 

 

アンティークやヴィンテージのものに限らずとも素敵な小物はたくさんありますので、ご自分の作品に合いそうなものを日頃からチェックしておくとよいかもしれません。

 

 

楽天で購入した真鍮のネックレス用のガラスケース

南部鉄器の鍋敷き


 

 

もう一つ、撮影小物として重宝するのが様々な植物のドライフラワーです。

私がよく使うのがカスミソウと紫陽花。

 

カスミソウは枯れかけで値下げしていたものを購入し、日陰で干してドライフラワーにしました。

人工的に色をつけたカスミソウはドライにしても退色しないのでオススメです。

 

紫陽花は庭に咲いていたものを「がく」の色が鮮やかなブルーやピンクから葉っぱの色が混じるまで待ち、紫と緑のバランスが良くなってきたところで摘んで、ドライフラワーを作るための粉末状のシリカゲルを入れた密閉容器に保存して作りました。植物に水分が残ったまま干してドライにしようとすると茶褐色への変色が起こりますが、こうすることで鮮やかな自然の色を残したままドライ化することができます。ドライ化後も日光にあたるとだんだんと変色が進みますので保管の際は日の光が当たらないよう注意が必要です。

 

これらの植物を撮影の際に背景に置くと作品がより引き立ちます。

 

他にも枯れた枝や木の実、スワロフスキービーズ、岩盤プレートなど小物は様々。

 ご自分の作品に合わせて複数個用意しておき、ほこりをかぶらないようまとめておくと良いと思います。

 

 

 

③撮影に使う道具

次に撮影に使う道具…カメラについてご紹介します。

 

最近ではスマホのカメラが非常に性能が良いのでネット販売用の写真はスマホで撮影→画像加工→サイトへアップロードまで行う人も少なくありません。

 

私が今回ご紹介するのはミラーレスの一眼カメラ。

なぜ一眼をオススメするかというと、撮影できる画像の幅がスマホとは格段に違うからです。

 

もっと具体的にわかりやすく言うと、一眼カメラの方がスマホよりも明るく鮮明に作品を良く撮影してくれます。

 

例えば天候があまり良くない薄暗い日に撮影した画像でもフルサイズの一眼カメラであればISOである程度何とかなりますし、撮影後にフォトショで補正すればまずまずの画像になります。

 

私は2台のカメラを所持していて、最初に購入したのが右の小さなミラーレス。

 

ソニーのα6000という機種。隣のフルサイズのものと比べるとだいぶ小さいです。

 

小さい分、軽量なので持ち運びしやすい、女性にも扱いやすい、対応するレンズが比較的安いなどのメリットがあります。

 

一方、左側のカメラがフルサイズのミラーレス一眼で同じくソニーのα7R3。

 

α6000よりもイメージセンサーが大きいので取り込める光の量、画角、使用できるレンズによってより撮影できる幅が広がります。

 

ただ、その分本体も、レンズも高額です。

重さも出るので気軽に持ち歩ける感じではありません。

 

(それぞれのカメラに適した三脚も持っていますがフルサイズカメラ用の三脚は非常にごつく重たいので、めったに持ち歩くことはありません。)

 

なので私はイベントやワークショップなどの外に出る機会にはα6000を使い、自宅で物撮りをするときにはα7R3を使用しています。

 

物撮りをするときにまず揃えていただきたいのが物撮りに適したレンズです。

 

マクロレンズはまず最初に買っておくことをお勧めします。

 

α6000の場合は同じくソニー製のものがおよそ2万円くらい。

α7R3用のマクロレンズは私はシグマのものを使用していて5.5万円くらいです。

 

マクロは接写に特化したレンズ。

 

小さな被写体のさらに小さなパーツまで鮮明に映し、背景は良い感じのボケ感が出てそれっぽい写真に仕上がります。

 

↑α7R3×70mm1:2.8 DG MACRO SIGMA

 

↑α6000×E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS(標準レンズ)

実際にこれらのカメラを使ってみて思うのはビギナーさんにはα6000シリーズ(最新は6600だったかな?)で十分。

 

 

性能が良いカメラで撮影した画像はPhotoshopなどの編集アプリでいじることが大前提なので、Photoshopを使うにも月々使用料がかかりますからね…。

 

費用を抑えつつそれなりの画を撮影することが目的ならば性能を求めすぎない。(高性能の機種を使っていたとてその力を発揮できなければ意味がないので)

 

カメラ撮影に慣れてきてより美しい画像を求めるのであれば上位機種に買い替えるでよいと思います。

 

が、めちゃくちゃお金がかかります。それは覚悟した方が良い。

 (レンズ代だけで10万超えるなんてのがザラだよ☆)

 

今回は私がSONYのαシリーズを使っているのでSONY製品にだけ言及しておりますが、他にも良いカメラはたくさんありますのでそのへんは電気店のカメラ専門スタッフさんに聞いてみて下さい。

 

でもSONYは私、好きです。

 

以前はキャノンの一眼レフ(EOSkiss)も使っていたりしたのですけど、ミラーレスでα6000使い始めてからはその便利さに慣れてしまって。

 

しかも、先日発売したばかりのα7cが憎いのよね~。この人、α6000台のカメラと同じ大きさでフルサイズというずるい仕様なんですよ!!世界最小のフルサイズミラーレス一眼!

 

α7シリーズに比べると性能は抑え気味ではあるんですけど、その高性能すぎないところがまた、程よい機能を求める女子受けしそうなカメラ。

 

最近新しくなったばかりのiPad Airみたいな(iPad proには劣るけど、性能的に申し分ないというかProに迫る)感じ。にくい!!

 

金額は全然安くはありませんけど、α6000が壊れて金銭的に余裕があれば断然使いたいカメラです。

さて、ちょっと脱線してしまったので話を戻すと、実際に私が物撮りに使用しているカメラとレンズがこちらです。

 

メインで使っているのはシグマのマクロレンズですが、表現の幅を広げたくて最近新しいレンズを買い足しました。(中央)

 

新しく購入したのはシグマの24-70mm F2.8 DG DNと書いてもなんだかよくわからないのでマクロレンズとの違いを説明すると、撮影できる範囲が異なるレンズです。

 

接写に特化したマクロに対し、後から購入した標準ズームレンズは寄ってもいい画像が撮れるし、引いてもいい画像が撮れる。

 

これでは伝わらないか。

 

うーんと…難しい言葉を使うと「被写界深度」というものがあって要はピントが合う距離のことなのですけれど、マクロだと写せる範囲が浅く限られていて、ある1点にピントを合わせるとその前後にあるものはボケるんですね。

 

それをもう少し広い範囲にある全体にピントを合わせて撮りたい、前のものにも後ろにあるものにもピントを合わせたいときに使えるのが新しく買い足したレンズです。

 

カバーできる範囲が広いレンズ…で合ってるだろうか。

 

F値…レンズを通る光の量を数値化した「絞り」の値のことなのですが、F値を小さくすると光の量が増えて全体が明るく、背景のボケが強くなり、逆に大きくすれば暗めの画像になり全体にピントが合った画像になります。(実際やってみないとわからないよね。文章で説明されてもさ)

 

このレンズはF値が2.8と小さく既に持っているマクロと同じくらい、いい感じのボケが出る接写も得意ですし、広角で広い範囲にピントを合わせて撮ることもできます。

 

私は難しい説明文を読むのが苦手なので、新しいレンズを選ぶときは本体をお店に持ち込んでかたっぱしからレンズを試して撮りたい画像が撮れたレンズを買いました。もう、しっくりきたやつでいい。自分が使えなきゃ意味がないから。

 

なので説明する文章がへたくそで、このレンズについての良さの1/10も説明できていないと思うのですけど、カメラ専門のスタッフさんに「こういう画が撮りたいんですけどオススメのレンズを教えてください」で選んできたものなので物撮りに使えるのは間違いないと思います。

 

道具についてはこんなところです。

 小難しい話は苦手です。

 

 

④便利なテザー撮影

具体的な撮影方法(ISOはこの数値でシャッタースピードはコレにして、絞りはいくつでなんてのはその撮影状況によって違いますし、私の撮影方法は癖がありすぎる)については割愛させて頂きますが、これを使えると楽だよ!というのだけご紹介します。

 

テザー撮影が使えると便利!

 

カメラをPCにつないでカメラで捉えている映像をリアタイでPC画面で確認しながら撮影する方法のことです。

 

カメラに挿入したSDカードに記録して、後でPCに取り込んで画像を確認…でも良いのですが、撮影した画像をすぐPCで見れた方が撮影する回数が多い物撮りの時は便利。

 

カメラにも画像を確認するための画面が背面についていますが、小さな画面で確認した時とPCの大きな画面で改めて見た時ではなんか違うな…って時ありません?

 

いいと思った画像がそんなにうまく撮れてなかったり。写ってはダメなものが映っていたり。

 

私は結構あります。特に形状が入り組んだプラバン作品はほこりがつきやすい!

 

肉眼ではわかりにくいほこりが接写だとくっきり写ってしまい「ジーザス!撮り直し!」なんてことがしょっちゅう。

(もちろん、撮影前にはダストブロワーで吹きまくって飛ばしているのですよ。それでも着いちゃうときがあるんです!憎き埃!!)

 

でもテザー撮影ならば一回撮影ごとにPCで今撮ったばかりの画像を確認できるので、ちゃんとピントが合っているか、光の加減はいいか、手ブレしていないか、余計なものが写っていないかなどを確認でき撮影がスムーズに進みます。

 

テザー撮影の方法は難しくありません。

SONY製品ならばテザー撮影のための無料のアプリが用意されています。

 

RemoteとViewerを接続先のPCにインストールし、USBケーブルでPCとカメラを繋ぐだけです。

※Remoteはリモート撮影するためのアプリで逆にRemote側でカメラを操作(ISO、シャッター速度、F値をいじれる)してシャッターを切るなんてこともできます。Viewerはリモート撮影した画像を表示・確認するためのアプリ。

 

テザー撮影ならば撮った画像がすぐPCに保存されるのでSDカードをさして画像を取り込む必要もありません。

 

ちなみにテザー撮影はα6000のシリーズでも使うことができます。上位機種だけができる特殊機能ではないのです!

 

ノートPCの方がテザー撮影の時は便利ですね。撮影場所によって移動できた方が◎

 

で、画像を撮影したら今度はPhotoshopで編集を入れるので、作家活動をされる方ならばPhotoshopやillustratorをいじれた方が強みだし、それらのアプリを同時に稼働させるとなるとそれなりのスペックのPCだといいよね。コアが多いやつね。

 

そんなわけで乱雑に書き散らかしましたが、私が物撮りの時に使っている道具やコツとは呼べないけどまあこれ使えると便利だよというものをご紹介させて頂きました。

 

カメラ撮影上達の近道はたくさん撮ることと、取説をよく読む!これに限ります。

 

あ、ちなみに耳飾りの着画撮影に使っているのはスマホのアプリ「beauty plus」です!!

 

もう、お直しいれないと作品に顔の粗がついていかない…(´;ω;`)

 

α7R3なんかで鮮明に撮った日にゃフォトショで大工事することになるので、もう無理です。

 

 

以上、ANNIKAの物撮り!でした。

 

私もカメラ修行中の身。プロのようにはまだまだ撮影できませんが、作品の魅力を伝えられるよう精進していきたいと思います。

 

 

ご参考までに。

 

 

2020/12/1 ANNIKA