
今回で3度目の出展となるデザインフェスタ。
2度の抽選漏れからのキャンセル待ちになんとかひっかかり、10日㈯の1日だけ今回も出展することがかないました。
夏のハンズワークが終わってから、手づくりキットの製作と動画配信の準備と並行しながら作業を進め、当初はデザインフェスタで手づくりキットの販売を大々的にスタートさせるつもりでしたが、計画したスケジュール通りとはなかなかいきませんでした。
手作りキットも動画配信も「こういうものにしたい」という漠然としたイメージがあるだけで、それを実行するとなったときに具体的にどんな準備が必要であるかとか、どんな段取りで進めなければならないとか、知識が全くなくの行き当たりばったり。
やりながら進んでは戻るの繰り返しで事を前に進ませるのが難しかったです。
そんなことをしながらの新しい作品の製作。
これもまた同じで、頭の中にはあるのです。
それを具現化するのに必要な技術、未知の手順、一度作ったものを見直し改良にかける時間。
何もかもが十分とは言えませんでした。
そんな中でもありがたいことに、今回もTwitterを通してたくさんの方に私の作品を見て頂く機会を得て、当日は開場直後からたくさんのお客様にブースにお越しいただき、感謝感激です。
前もって作品をお取り置きしてくださっていた方、TwitterのRT祭りで予め買いたい作品をチェックしてきてくださった方。
前回のデザフェスに引き続きご来場くださった方もおられました。
本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
今回のデザフェスも前日に前乗りしてまして、夜7時台の新幹線で東京入りし、大体9時過ぎくらいに国際展示場駅に到着。
東京ビッグサイトが真正面に見えるあの場所で写真を撮るのが毎回のお決まりになっているのですが、実は私はいつもそこで写真を撮るだけじゃなくて、神様にお祈りしています。

「明日はついにデザフェスです。明日のために十分とは言い切れませんが全力で準備をしてきました。どうか、明日は大きな事故もなく、楽しくイベントを終えられますように。遊びにきてくださった方が心から楽しんで帰っていただけるように、どうか私に最高の仕事(パフォーマンス)をさせてください。最後まで精一杯やり切れるよう、お導きください。」と。
なんとなく東京ビッグサイトってその造形的に神様が住んでいてもおかしくなさそうじゃないですか。(笑)
毎回こんなことを祈ってイベントに臨んでました。
まだ完成していない作品があったので、ホテルにチェックインした後すぐに作業を再開。なかなか終わらず深夜2時まで作業。
このギリギリ加減は回を重ねても改善しそうにないです。(-_-;)
翌朝6時前に起きて7時には現場入り。
今回も販売応援にみほこさんがきてくださることになっていたので、到着まで一人で売り場を作る。
10時頃に着信があり現場についたみほこさんを迎えに今回の売り場がある4階から1階へ。
その途中に見えた入場待機列の長さ・人の多さに息をのみました。私がビッグサイトに着いた時すでに並んでいる方がおられたのですが、あれからこんなに人が増えていたとは想像しておらず。
11時の開場までまだあと1時間。ずっと待ってくださっているのだなあと思うと俄然気合が入る。
みほこさんと合流してからもひたすら売り場の手直し。
前もってシミュレーションしていたはずなのに、おさまりがうまくない。
売り場がなかなか決まらないのでレジ開けをみほこさんにお願いして、ギリギリまで粘る。
前回は開場のアナウンスがあったはずなのですが、今回は私が聞き漏らしただけかわからないけど、気付いたらいつの間にか会場内にお客さんの姿が見えて焦る。
途端に緊張を走らせながら開店準備。あっという間にお客様がブースの前に集まり収拾がつかなくなったので初の待機列形成を行いました。
私の仕切りがあまりうまくなくて本当に申し訳なかったのですが、みなさんきちんと列に並んでくださり、最後尾の方がずっと札を高く掲げてくださったおかげでスムーズに接客ができました。最後尾の方が慣れた方で本当に助かりました。ありがとうございます。
お客様に助けてもらいながらなんとか接客応対をこなすも、今回はTwitterの効果が高かったおかげか無双状態の時間がこれまでの出展の時よりもはるかに長く、息をつく暇が本当になかったです。
気づいたときにはみほこさんも私も、水分がだいぶ抜けてパッサパサになっていました。
午後になって少し客足が落ち着いてから、みほこさんが買ってきてくださったスタバのキッシュを什器の裏に隠れてこそこそもぐもぐ。
しかし、「何かを食べだすと必ずと言っていいほど購入されるお客様が訪れる」というジンクスは健在。
ご購入だけじゃなく、金具の付け替えも発生したりてんやわんやでした。そしてなんとかキッシュ食べきりました。本当に美味しかった。
今回のデザフェスでもお客様からたくさんの差し入れをいただきました。気を使わせてしまい申し訳ありません。
ありがたく、おいしく頂戴しました。

夕方5時をまわると周囲のブースが一斉に帰り支度を始めて、今回角だったうちのブースは完全に取り残された感じに。
販売できる作品もめぼしいものはほとんどはけてしまったので、18時前に帰り支度を始めました。
撤収間際にブースに来られた方もおられたようで作品をお見せできず申し訳なかったです。
この頃には嵐のような一日を過ごした結果、意識がもう飛びそうになってましてなかなかまともに対応することができなかったです。本当にごめんなさない。
無事荷物を送りだす手続きを完了させて、今回は初めてみほこさんと夜ご飯を食べに繰り出しました。
選んだのは焼き鳥。
みほこさんにお酒を付き合ってもらってビールとカシオレでお疲れ様の乾杯。
久しぶりのビールおいしかった。
イベント前夜に祈った通り、事故もなく、過不足金の発生もなく、楽しくイベントを終えることができたのでなおさらです。
みほこさんと今後の展開など話しながらご飯を楽しんだのですが、この焼き鳥のお店の料理が1品1品の量が多く
さらに焼き鳥についてくる「ガリ」がやたら辛かったのですよ。
私、辛い食べ物には強い方なのですが、それでも「なんじゃこりゃぁぁぁ~~~~!!!!」とGパン刑事ばりに叫びたくなるくらい(実際叫んだ)パンチの効いた辛さで。しかも皿毎に一定量盛られてるから辛い。
そんな辛いガリを「すっごい辛いけど、慣れるとクセになるかも」と肉と一緒に普通に食べてたみほこさん。辛いの強いんですね…。
↓幸せそうにご飯を楽しむみほこさん。今回もお世話になりました!!

みほこさんと別れた後、私は日本橋へ移動。
この日のホテルを日本橋三越からほど近い場所にとっていたのです。
日本橋三越はかつて働いていた場所で、この近辺に訪れたのが18年ぶりくらいだったので懐かしさ半分、こんなに変わってしまったんだという驚き半分でした。
ホテルにチェックインしてから近くのコンビニに行くのに夜の日本橋を歩いたのですが、お店はほとんど営業時間が過ぎてしまっているものの、そんな中で閉店後にしか進められない改装作業がちょうど始まったばかりのお店もちらほらあって、この時間帯から始まる世界もあるんだなあと一日の終わりに属している自分との違いにちょっと面白みを感じたりしました。
世界は回ってる(動き続けている)のだなと。
翌朝、徒歩で東京駅に移動しスーツケースを駅構内のコインロッカーに預けて、山手線で渋谷へ移動。
目的は3つ。
①ヒカリエの中のディプティックで狙っていた香水を買う。
②アップルストアでiMacを物色。(動画編集にはうちのパソコンではスペックが足りないため買い替えを余儀なくされた)
③ハンズ渋谷店で改装後の売り場の確認と今後のWSについての相談。
1つ目のディプティックは夏からずっと狙っていたもの。
今年の夏にデザインフェスタギャラリーの説明会に参加しまして、その時にちょっと時間があったのでたまたま銀座の三越を訪れたのですが、かねてより気になっていたディプティックのお店が地下の入り口すぐの場所にあったので現物を試せる機会!とさっそく試してみたのです。
結果、間違いなくこれ!!っていうくらいドンピシャの香りを見つけたのですが、その日は午前中に浅草で下駄を買ったりとそれなりに散財した後だったためブレーキがかかって買えず。
10月に動画編集を学ぶために再び上京する予定があり、その時に今度こそは絶対に買おうと意気込んでいったのですが、この日は店にたどり着く前にタイムアップで購入に至らず。めちゃくちゃ悔しかったので次回こそは絶対に買おうと決めてわざわざ三越前のホテルを予約していたのです。
ただ、他にも寄らねばならない場所ができたため、銀座で買うのはやめて渋谷ヒカリエの店舗に朝一で直行。
念願のディプティックのオー ローズをゲット。

ちょうどキャンペーン期間中でミニサイズのヘアフレグランスとローズ系の別の香水もいただけて非常に満足。
ディプティックの香水はリアルなお花の香りそのもので人工的な香りがしないのが気に入ってます。
特にローズは女性的なんだけど嫌みのない花の香が気分を高揚させてくれる。ディプティック以外の他の香水はもう使えないような気がします。
次にアップルストアではパソコンについていろいろ話を伺ってきました。
手づくりキットの製作を始めて、イラレ、フォトショ、プレミアを使うにはうちの8年前に購入したデスクトップではクラッシュ連発でどうにもこうにも立ち回らなくなり、動画編集の先生のアドバイスもあってパソコンを買い替えることにしたのです。
自分が使いたいソフトに合わせて必要なスペックのパソコンはどれなのか詳しく聞いてきました。
この日は買えなかったけれど、近々購入予定。これないと動画がまともに作れませんので急がねば。
最後にハンズ。改装後の売り場を見てきました。
すごくおしゃれなスタジオになっていてワークがしやすそう。
担当の長井さんにはこの日お会いできなかったのですが、後日電話にて次回開催日を決定しました。(HOMEに開催日程記載有)
手づくりキットの販売もワークの際に行わせていただく予定です。
予定よりも用事が早くに終わったので、できたばかりの渋谷ストリームに行ってみました。
目的は話題のレモネードを飲むため。
初めてなのに通ぶってフレッシュレモン追加でオリジナルレモネードを注文してみましたが全然すっぱくもなく普通においしかったです。
渋谷の街はどんどん変わっていきますね。今超高層ビルが建設されてますし。ハンズの長井さんから伺った話では、そのビルの中に新しくハンズのショップが入るそうです。
オリンピックに向けて街が賑わっていくのを感じますね。
戻りの新幹線が14時だったので、いつもの「しぶちかフードショー」で食料の買い込み。
会津に到着するのが夕方になるので夕飯のおかずを買ってしまおうと大好きな「麻布あさひ」で焼き鳥を大量購入。
前日に焼き鳥を食べたばかりでしたが家族にも食べさせたかったので選びました。
昼食をとるには時間が中途半端だったので新幹線の中で食べようと「table ogino」のローストビーフと野菜マリネを購入。
東京駅へ移動し、家族へのお土産にカファレルのチョコレートとディーンアンドデルーカのお菓子を購入。
かれこれ20年近く使用しているアニエスベーの紺のボストンバッグに購入したお土産を詰め込んで帰路につきました。
戻りの新幹線の中でローストビーフとマリネをもっしゃもっしゃ食べながら、今後のことを考えてました。
これから始まった企画を軌道に乗せるためにいろいろな手を打たなければならないし
新たに購入すべきものもできたし
バージョンが上がっていくごとにお金って本当に必要だなと。
パワーゲームに近いものがあるなぁと。や、ほぼほぼパワーゲームなんだろなと思います。
今回のデザフェスで過去最高の販売金額を更新することができました。
が、今私がやろうとしている新しいこと。これらをそれなりの「形」にもっていくためには当初想定していたよりもはるかにコストがかかるので、今回の売り上げをもってしても全然足りていない状態です。
今年はチャレンジの年にすると決めていたので、売り上げ全て突っ込むことになるのも厭わないという考えでおりましたけど、ほんとに全部つっこむことになる(むしろ足りない)とはね。世の中甘くないですね。(-_-;)
私のやり方が下手なだけかもしれないけどね。
そんなことを考えていたら急に疲れがどっと押し寄せて、あまり新幹線で寝ることはないのですが、この時は意識が飛んで眠りこけました。
気付けば降車駅の郡山に間もなくというところまできてて、『危ない危ない忘れ物しないように降りる準備しなきゃ…』と荷物をかかえて降りたのです。
が。
新幹線駅改札を出て、しばらく歩いてから気づく。
荷物…妙に軽くない?私の荷物がこんなに軽いはずがないよね…?
あ…ボストンバッグ下ろすの忘れた…。
買ったお土産がぱんぱんに詰まったボストンバッグを棚上から降ろすのをすっかり忘れて、スーツケースだけもって降りていたのです。
いつもなら絶対にやらないようなミス。降りるときに「忘れ物しないように」って確認しておきながらのミス。
ものすごいショックでした。
だって、夕飯が仙台に行った。んですよ。
オーマイゴッドファーザー降臨…なんて言ってる場合じゃない。
すぐさま郡山駅の忘れ物の窓口に行き、事情を説明。
どうやら忘れ物の荷物って途中の駅で下ろすことはできないらしく、終着駅で下ろされ、現地まで取りに行くか宅配便で送ってもらうかの2択しかないのだそうです。
終点が仙台駅の電車に乗ってて良かった。これが青森とかだったら目も当てられない。
しかし、まだ夕飯のおかずを諦めきれず「福島駅でなんとか荷物を降ろしてもらえないだろうか。福島駅ならギリいけなくもない」と超わがままで嫌な客を興じる私。
係員に露骨に嫌な顔をされ「無理です」ときっぱり断られる。
「他に何か貴重品は入ってますか?」との問いに、焼き鳥が仙台に行ってしまったショックが大きすぎて「貴重品は特に入ってないです…3千円分の焼き鳥が入ってるくらいで」と言い切るも、実際は仕事で使うタブレットやミラーレス一眼など、私の生命線とも言える超重要仕事道具が入っており、本来ならこっちを伝えるべきところなのにこの時は焼き鳥のことで頭がいっぱいで「焼き鳥しか入ってません。」と謎の焼き鳥推しを繰り出してました。
途中でディプティックの香水も忘れたバッグに入れていたことを思い出して「あと買ったばかりの香水も入ってます!これ貴重品です!」と伝えると「焼き鳥と香水が入ってるバッグね…」とますます係員の温度が下がっていくのを感じつつ、なんとか新幹線の中の方に連絡をとってもらってバッグの所在を確認してもらい、幸いにも私のボストンバッグは棚上に置かれたままになっていたことが判明しました。
「荷物あるそうです。で、焼き鳥なんですけど衛生面からもし中身がダメになってしまってる場合は処分してもよろしいですかね?」
「え?捨てるんですか?ていうか、荷物開けて中を見るんですか?」
「はい、確認しなければならないので。他の物も、もし腐ってしまうようなものがあればこちらで処分するようになります」
「…………………………………………えぇぇ~………はい…」
私の超しぶしぶの「はい」に相当焼き鳥に未練があるのだろうと感じ取ってくれた係員さん。
その旨を仙台の忘れ物センターに伝えてくれたかどうかはわかりませんが、焼き鳥は捨てられずに袋をガムテでべたべたに封をされた状態で3日後に自宅へ届けられました。
香水も無事でしたし、仕事道具もちゃんとありました。
荷物を無事戻していただきありがとうございました。そして我儘言ってすみませんでした。
で、せっかく手元に戻ったので気になりますよね。
三日経った焼き鳥は食べれるか否か。
かつて大手スーパーに勤務していた父からは「加工品は製造から5~6時間経過すると菌が増えるからもうダメだ。焼き鳥は諦めろ」と言われていたのですが、べたべたの封を切って中を嗅いでみたところ、なんかいけそうな匂いがしたんです。
で、おそらく一番早くに腐りやすいであろう「つくね」をレンジで加熱してみたのですが、やはり美味しい匂いしかしなくてですね。
いったれ!!と食べてみたら普通に食べれました。お腹壊すかなぁとも思ったのですが、それから数時間経ってもお腹の調子は悪化することなく、体調に変化もなくで。
これ普通に食べれそうじゃない?ってことで夕飯においしくいただきました。
おそらくですが、今の季節が関係していたのかなぁと。真冬だと室内暖房を強くきかせるので温度が高い場所に長時間置かれることになるけれど、今の時期はまだそこまでではなく、朝晩の冷え込みがきついので保管場所ではかなり低い温度で置かれていたからギリギリ腐らずに済んだのではと推察します。
焼き鳥が無駄にならなくてよかった。
次回からはちゃんと気を付けようと思いました。
すっかり焼き鳥の話になりましたが、これにてデザフェス48のレポート終了です。
また新しい作品を携えて皆様の前に現れたいと思います。
今後もたくさんのしかけを用意しますので、楽しみにしていてください。
デザフェス48に関わってくださった全ての方へ感謝をこめまして。
またどこかでお会いしましょう。
それでは、また。
2018/11/16 ANNIKA