





レジPOSアプリで広く知られる[Square Japan]様の5周年プロジェクト「Let's_」
日本で様々な事業を展開している人の新たにチャレンジしたいこと、叶えたい志をバックアップするという公募企画のことを今年6月に知り、ちょうど今秋に手づくりキットの開発に着手しようとしていたのでダメ元で応募してみたところ1次審査に通りました。
2次の電話面接では自分がこれからやろうと思っていること、バックアップしてほしいことを担当者の方に話し、(これもダメ元で挑んだのですが)その数日後「採択されました」と連絡が。晴れてこのプログラム「Let's_」5つの志のメンバーの一員として参加することになりました。
まさか自分が選ばれるとは全く思っていなかったので採用の連絡をいただいたときは実感が湧かず、『おお…なんか動き出しそうだぞ。』とまるで他人事のように考えていました。
しかし、改めて採択された方を見てみるとご覧の通り…私以外の全員層々たる顔ぶれで、え、ほんとにここに私が混ざっていいの?なんていうか凄い…よ?完全に私、間違った部品じゃない?もしかしてあんまり応募者が少なく選べない中からかろうじて選ばれたとか…?(これに関しては担当者の方にきっぱり否定されました。ものすごい数の応募を1つ1つ吟味して時間をかけて苦労して選ばれたそうです)などと心配したのですが、どうやら間違いではなかった模様。
ちょっと気後れする感は否めませんが、私のやりたいことが面白いと思っていただけたのなら自信をもって目指すゴールを見据えて頑張ろうと腹を括りました。
急きょ9月の東急ハンズワークショップをキャンセルさせて頂いたのは実はこのためでもありました。
もし、ちゃんとしたものを作ろうとするならばそれなりに時間をかけなければ実現することは不可能。
未だ頭の中にしかない漠然としたままの計画の中でそれだけはわかりっきていたので、9月のWSを楽しみにしていただいていた方には本当に申し訳なかったのですが、今必要なことを選びました。
手づくりキットを作ること。
さらに配信用の動画を作ること。
これまで私が身に着けてきたスキル以上のものが求められます。
私のWSに参加してくださった方はご存知かと思いますが、私のWSには紙の「説明書」が存在しません。
実演と口頭による説明で作り方を教えています。
私のアクセサリーは着色も、焼きの作業もそうなのですが、「感覚」で覚えていただきたいというところがあって、決まったやり方で均一のものを作るというよりはその方の感じたものを自分なりに表現していただくのが作品としても、何かものを作る上でも面白いと思えるのではないかという考えがあります。
ですので紙に作り方を記してしまうと制限ができるというか、伝えたいことが逆に伝わりにくくなることから(単に文章で伝えるスキルが私に備わっていないだけの話かもしれませんが)「説明書」というものを作らずにいたのですが、手作りキットを出すとなると話は別。
文章できちんと伝わるものを準備しなければなりません。
私には企業のスポンサーがついているわけではないので、材料もある程度自分で用意しなければならないのはもちろん、「説明書」のデザインから、製本のためのデータ作りまで全て自分で行わなければなりません。
今回手づくりキットを世に出すと決めて真っ先に行ったのはAdobeのillustratorとPhotoshopの実践的なDTPデザインのための勉強でした。
Adobeで用意されている実演動画を見ながらペンタブで絵を描きながら、練習のポスターを作りながらイラレを操作する方法、冊子に掲載するための写真を加工する技術を学び、ゼロから入稿のためのデータ作りを開始。
映画「ラ・ラ・ランド」でたった3か月でピアノをマスターしプロのピアニストの役を演じきったライアン・ゴズリングばりの芸当をやってのけようとする無謀なものでしたが、9月頭から製作を始めて約1か月ほどで何とか完成に近づきつつあります。
人間、やろうと思えばやれるもんですね。
キットの製作と並行して行うのが動画配信。
これに関しても今までインスタのお遊び的なライブ配信は別にしてほとんど行ったことがありませんでした。
そこで、今回のプロジェクトにおいてSquare Japan様にこの動画配信のバックアップをしていただけるようお願いしました。
今回のプロジェクトで動画配信に必要な技術をプロの動画制作会社様より学ぶ機会を得られることに。
昨日はその前段階として、会津若松の自宅で作品と作業風景の撮影、インタビュー撮影をしていただいたのですが、来月初旬には今度は私が上京し必要なスキルを学んできます。
その様子もプロジェクトプロジェクト「Let's_」の公式サイトにて今後紹介されます。
他の皆さんの活動状況も公開されており、非常に興味深いです。
私の手づくりキットは製作途中なため、まだ公開できる画像も情報も少ないのですが、Instagramで化粧箱のデザイン画や図案台紙の色校正見本など紹介しています。
徐々に姿を現してきますのでこちらもお楽しみに。
手づくりキット販売開始の折にはせっかく全国に向けて送り出すものなので、全国を対象としたあるどでかい計画を考えております。
原宿で計画している個展&工作室とはまた別で。
まさに、新たな挑戦です。
これから書きますがブログページにて昨日の取材の様子と来月頭の動画講習会の様子をご紹介していきます。
これから手づくりキットの入稿データの仕上げと、11月に出展するデザインフェスタに向けた新しい作品の準備。
そして動画の準備。
やることはもりだくさん。
今やっていることが良い結果に結びつくようにと信じて邁進するだけです。
頑張ります。
2018.9.27 ANNIKA